公開日:
2025/5/30
更新日:
2025/12/1
物価高騰と人手不足が深刻化する中、医療・介護・福祉の現場はかつてないほどの危機に直面しています。
先日開催された自民党の緊急集会では、関係議員や団体の代表者を中心に、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬への「物価スライド制」の導入を求める声が上がりました。
この集会は、現場の切実な状況を訴え、政府への具体的な要望を伝えるために企画されたものであり、今後の社会保障制度のあり方に大きな影響を与える可能性があります。
集会で特に強調されたのは、現在の厳しい経営環境を踏まえ、今年から来年にかけての期中改定を検討すべきであるという点です。物価や賃金の上昇に報酬が追いつかず、現場の疲弊は限界に達しています。
政府への要望には、社会保障予算の財政フレームの見直しも含まれており、歳入の「見える化」を図るとともに、「予算増を高齢化の伸びの範囲内に抑制する」という従来の方針の見直しが求められています。
物価や賃金の上昇に対応できる柔軟な仕組みの導入が、喫緊の課題です。もし「物価スライド制」が導入されれば、介護報酬は物価や賃金の上昇に応じて変動するようになり、事業者の経営状況悪化を防ぐとともに、介護職員の賃上げにもつながる可能性があります。
結果として、介護サービスの質を維持し、人材の確保にもつながることが期待されます。ただし、その効果は、物価スライドの仕組みの詳細な設計や、物価上昇の度合いによって変わる可能性がある点には留意が必要です。
集会の冒頭で、関係者は「医療・介護・福祉を支える方々の悲痛な叫びにも似た声を聞いている」と述べ、物価高の影響で税収が着実に伸びている現状を指摘しました。そのうえで、「増えた税収を賃上げや物価高対策の原資として活用すべきだ」と強く訴えました。
関係団体の代表者は、「医療機関や介護・福祉の現場の経営は非常に厳しい」と強調し、「にもかかわらず、費用削減を出発点とした安易な提案がなされていることに、私たちは非常に憤りを感じている」と述べると、会場からは大きな拍手が起こりました。
この発言は、単なる要望ではなく、現場の切実な怒りと不満を代弁するものとして強く印象づけられました。
さらに、別の関係団体の代表者は「介護福祉士らが他業界へ移っている。このままでは介護現場は崩壊する」と語気を強め、人手不足の深刻さを訴えました。
物価スライドの仕組みを利用して介護報酬を適切に引き上げることで、人材の流出を防ぐことが急務だという認識が共有されました。
今回の緊急集会での決議は、近日中に政府関係者へ正式に申し入れられる予定です。医療・介護・福祉の現場を守るためには、社会保障予算の抜本的な見直しと、物価や賃金の上昇に連動した報酬制度の導入が不可欠です。
これは特定の業界だけの問題ではなく、国民全体の生活に関わる重要な課題です。物価スライドの仕組みを活用することで、現場の人材確保とサービスの質の維持が可能となり、社会全体の安心にもつながります。
政府には、現場の声を真摯に受け止め、速やかに実効性のある対応を進めてほしいと強く望んでいます。今回の集会が、持続可能な社会保障制度への転換点となることを期待しています。

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