公開日:
2026/4/1
更新日:
2026/3/30
こんにちは!訪問看護のレセプト代行サービス「ケアチーム」の編集部です。
現在、訪問看護の現場には「質の向上」と「運営の透明性」が求められています。
今回は、訪問看護ステーションの管理者が今すぐ押さえておくべき「記録の厳格化」と「コンプライアンスの強化」という2つの重要トピックについて解説します。
※本コラムの内容は、2026年2月13日開催の「中央社会保険医療協議会 総会(第647回) 資料 総-1個別改定項目について」に基づき作成しています。診療報酬改定に関する最新情報は、必ず厚生労働省からの正式な通知をご確認ください。
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今回の改定案の大きな柱は、「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」です。
一言で言えば、これまで以上に「なぜそのケアが必要なのか」「実際に何分行ったのか」「どのような効果があったのか」を記録として説明できることが求められるようになります。
これまでも訪問看護記録書への記載は当然の業務でしたが、今後は以下の内容がより「明確化・具体化」が図られ、実務上「必須レベル」で求められます。
「開始時刻」と「終了時刻」の厳密な記録
従来の「実施時間(〇分)」という概要だけでなく、実際の開始時刻と終了時刻を記録する必要があることが明確化されました。
目標達成度と効果の評価
単にケアの内容を記すだけでなく、看護目標の達成度やその効果についての評価を記録することが求められることが明確化されました。評価に基づき、必要に応じて速やかに計画書を見直すサイクルがこれまで以上に重視されます。
漫然かつ画一的な訪問看護の是正と個別性の確保
利用者の状態を無視して一律に日数や回数、時間を定めることは認められません。
標準時間を下回る訪問への注意
訪問時間は従来通り30分〜1時間30分程度が標準とされていますが、標準時間を下回る訪問が例外的事情なく頻回に行われている場合、訪問看護として認められない可能性があることが明確化されました。
※標準の時間の訪問計画を作成し、計画通りに訪問したにもかかわらず、訪問時のご利用者側のやむを得ない事情で標準の時間を下回る指定訪問看護の実施となった場合などを除く。
今回の改定で着目すべきは、運営基準に新設された禁止事項です。これはステーションの存続に関わるコンプライアンスの強化に関係します。
ステーションの経営を安定させるための「営業活動」や「連携」のあり方に、明確な一線が引かれました。
金品による利用者誘引の禁止
「特定の医師を主治医にしてもらうこと」や「特定の介護施設を利用すること」の対価として、金品や財産上の利益を受け取ること、あるいは提供することが厳格に禁止されます。
物品の値引き等による「囲い込み」の禁止
自社が運営する他の事業(物品販売など)の利益を背景に、利用料を実質的に割り引くような形で利用者を誘引することも認められません。
また、安全管理や記録の整備についても厳格化されます。
安全管理体制の確保
事故発生時の対応に加え、日頃からの安全管理のための体制確保が義務化されます。
記録の2年間保存
訪問看護記録書、訪問看護指示書、訪問看護計画書、訪問看護報告書、情報提供書などの諸記録を整備し、完結の日から2年間保存することが求められています。
※記録の保存については、運営基準等に基づき適切な管理が必要です。
今回の改定の大きな特徴は、ステーション側だけでなく、指示を出す「保険医療機関」側にも厳しい規制が入ったことです。
医療機関への利益供与の禁止
病院やクリニックが、患者に対して特定の訪問看護ステーションを利用するよう指示を出す対償として、金品などの財産上の利益を収受することが新たに禁止されます。
この改定案を受け、管理者の皆様は以下のステップで体制を整える必要があります。
記録フォーマットの再点検
現在の訪問看護記録書に「開始・終了時刻」の記入欄があるか、また「評価(アセスメント)」を記載する習慣がスタッフに定着しているか確認してください。
安全管理体制の構築
事故発生時の対応だけでなく、「安全管理のための体制確保」が新たに義務付けられます。マニュアルの整備や研修の実施を今のうちから計画しましょう。
連携先との関係性確認
医療機関やケアマネジャー、介護施設との連携において、疑念を招くような経済的利益のやり取りがないか、改めてコンプライアンスの観点からチェックが必要です。
今回の改定は、真面目に質の高い看護を提供しているステーションにとっては、その努力を「正当な記録」として残すことで評価されるチャンスでもあります。
一方で、「慣習」で行ってきた不透明な運用は通用しなくなります。
「記録は最大の手がかりであり、最大の防御である」という意識をスタッフ全員で共有し、新しい時代に選ばれるステーションを目指していきましょう。
出典:
令和8年度診療報酬改定について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67729.html
中央社会保険医療協議会 総会(第647回)資料 総-1個別改定項目について
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001655176.pdf
中央社会保険医療協議会 総会(第647回) 議事次第|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70414.html
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