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【2024年介護報酬改定対応】遠隔死亡診断補助加算|訪問看護師の役割も解説

【2024年介護報酬改定対応】遠隔死亡診断補助加算|訪問看護師の役割も解説

公開日:

2025/4/9

更新日:

2026/1/11

ケアチーム編集部

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遠隔死亡診断補助加算とは?

2024年の介護報酬改定で新設された遠隔死亡診断補助加算は、在宅医療における看取りの質の向上と、医師の負担軽減を目的とした加算です。訪問看護師がICTを活用して死亡診断を補助することで、より迅速かつ効率的な対応を可能にします。

加算の概要と目的

遠隔死亡診断補助加算は、在宅での看取りにおける重要な課題を解決するために新たに導入されました。特に深夜や休日における医師の往診負担を軽減しつつ、患者とその家族に対して迅速な対応を提供することを目指しています。これにより、訪問看護師がICTを活用して死亡の確認を行い、医師に情報を伝達することが可能となりました。また、医師は映像を通じて死亡診断を行うことができ、従来の往診による診断と比較して、より効率的な対応ができるようになっています。

離島や中山間部、過疎地域や医師不足地域においては、医師が訪問して看取りを行うことへの負担が深刻化していました。死亡診断について看護師が補助することが可能となれば、医師の負担が軽減されることが期待できます。

なお、医療保険においては2022年診療報酬改定により新設されましたが、介護保険との整合性を図る観点から、2024年度に介護保険でも新たに導入される形になります。

今回の加算新設は、以下の点で非常に重要な意義を持ちます。
 - 医師の移動時間と身体的負担の軽減
 - 死亡確認までの待機時間の短縮
 - 遺族の心理的負担の軽減

遠隔死亡診断補助加算の単位数

2024年の介護報酬改定にて、従来の対面での死亡診断に加えて、ICTを活用した遠隔での死亡診断が正式に認められることとなり、その実施に関する具体的な要件が定められました。この改定により、訪問看護ステーションにおける体制整備が求められるとともに、新たな算定要件が設定されています。

ちなみに単位数は、

遠隔死亡診断補助加算 150単位/回

となります。

遠隔死亡診断補助加算の算定要件

遠隔死亡診断補助加算を算定するには、下記の要件を満たす必要があります。

 - 情報通信機器を用いた在宅での看取りに係る研修を受けた看護師が対応すること。

 - 在宅療養支援診療所(訪問診療)において「在宅患者訪問診療料(Ⅰ)の死亡診断加算を算定する利用者」について、その主治医の指示に基づき、情報通信機器を用いて医師の死亡診断の補助を行うこと。

 - 対象利用者は、別に厚生労働大臣が定める地域(離島など)に居住している者であること。

とされています。

算定可能な回数と期間

遠隔死亡診断補助加算の算定については、具体的な回数制限と期間が定められています。この制度を効果的に活用するためには、これらの制限を正確に理解し、適切な運用を行うことが重要です。算定は死亡時1回限りとなりますが、その準備段階における訪問看護の提供体制については、計画的な対応が求められます。

実務上の重要なポイントとして、以下の点に注意が必要です。
 - 死亡確認時の1回限りの算定
 - 準備段階における訪問看護の提供体制の整備
 - 医師との連携体制の確認

必要な書類と手続き

遠隔死亡診断補助加算の算定には、適切な書類の作成と手続きの実施が不可欠です。これらの手続きを確実に行うことで、スムーズな算定と質の高いケアの提供が可能となります。必要書類の準備から申請手続きまで、一連のプロセスを適切に管理することが重要です。

主な必要書類として、以下が挙げられます。
 - 患者・家族からの同意書
 - 訪問看護指示書
 - 死亡診断書に関する記録

訪問看護師の役割と責任

訪問看護師は遠隔死亡診断において、医師と患者・家族をつなぐ重要な役割を担います。ここでは、具体的な業務内容から必要なスキル、責任の範囲まで詳しく解説していきます。

死亡診断補助加算における訪問看護師の業務

訪問看護師は、遠隔死亡診断の場面において、高度な専門性と細心の注意が求められる重要な役割を担っています。死亡の徴候を適切に確認し、それを医師に正確に伝達することは、この制度の根幹を成す重要な業務です。特に、バイタルサインの確認や外表所見の観察など、医学的な知識と技術を活用した正確な判断が必要となります。

業務の具体的な流れとしては、以下のようなステップで実施されます。
 - 死亡の徴候確認(呼吸停止、心拍停止、瞳孔散大等)の実施と記録
 - ICTを用いた医師への状況報告と画像伝送
 - 家族への説明と心理的支援の提供

これらの業務を確実に遂行するために、訪問看護師は定期的な研修や実践的なトレーニングを受けることが推奨されています。特に、ICT機器の操作技術や緊急時の対応能力の向上が重要です。

医師との連携と情報共有

医師との効果的な連携と正確な情報共有は、遠隔死亡診断を実施する上で最も重要な要素の一つです。訪問看護師は、普段からの信頼関係構築に加え、緊急時にも冷静に対応できる専門職としての能力が求められます。特に、ICTを活用したコミュニケーションにおいては、正確かつ簡潔な情報伝達が重要となります。

連携項目

具体的な内容

留意点

事前準備

連絡体制の確認、機器の動作確認

定期的な確認が必要

急変時対応

状態変化の報告、指示受け

優先順位の明確化

死亡確認時

バイタルサイン、外表所見の報告

客観的な観察と記録

患者・家族への説明と同意取得

患者・家族への適切な説明は、遠隔死亡診断補助加算の算定において不可欠なプロセスです。訪問看護師は、医療者と患者・家族の橋渡し役として、加算の内容を分かりやすく説明し、不安や疑問に丁寧に対応する必要があります。特に、終末期という繊細な状況において、家族の心理面にも配慮しながら、必要な情報を提供することが求められます。

実務上の重要なポイントとして、以下の事項に注意を払う必要があります。
 - 制度の利点と限界についての明確な説明
 - 同意撤回の可能性についての説明
 - プライバシーへの配慮と個人情報保護の説明

遠隔診療システムの導入と活用

導入時の注意点とシステム選定のポイント

遠隔診療システムの導入は、医療機関にとって重要な投資判断となります。システムの選定には、セキュリティ面での信頼性や操作性、コストパフォーマンスなど、多角的な視点からの検討が必要です。特に、死亡診断という重要な医療行為に使用されることを考慮すると、システムの安定性と信頼性は最重要項目となります。

システム選定時の主要な検討ポイントとして、以下が挙げられます。
 - 通信の安定性と画質の確保
 - セキュリティ対策の充実度
 - 操作性とユーザーインターフェースの使いやすさ

導入に際しては、スタッフへの十分な研修期間を設けることも重要です。新しいシステムの運用には必ず学習曲線が存在するため、実際の運用開始前に十分な準備期間を確保することが推奨されます。

具体的な操作方法と活用事例

遠隔診療システムの効果的な活用には、基本的な操作方法の習得と実践的な活用事例の理解が不可欠です。システムの機能を最大限に活用することで、より質の高い遠隔死亡診断が可能となります。特に、画像の鮮明さや音声の明瞭さは、医師による正確な判断を支援する重要な要素となります。

実際の運用においては、以下のような具体的な手順で進められます。
 - システムの起動と接続確認の手順
 - 映像・音声の品質調整方法
 - 画像・動画の送受信手順

操作項目

具体的な手順

注意点

起動手順

システム起動→接続確認→テスト通信

事前確認の徹底

画質調整

明るさ調整→フォーカス確認→位置調整

適切な照明確保

データ送信

撮影→確認→送信→受信確認

個人情報への配慮

セキュリティ対策と個人情報保護

医療情報システムにおけるセキュリティ対策と個人情報保護は、最も重要な要件の一つです。特に遠隔死亡診断では、極めて機密性の高い情報を扱うため、万全のセキュリティ体制を構築する必要があります。システムの導入から運用まで、一貫した情報管理体制の確立が求められます。

重要な対策ポイントとして、以下の項目に特に注意を払う必要があります。
 - 通信の暗号化と認証システムの導入
 - アクセス権限の適切な設定と管理
 - 定期的なセキュリティ監査の実施

まとめ:遠隔死亡診断補助加算を適切に活用するために

遠隔死亡診断補助加算は、在宅医療における看取りの質の向上と医療提供体制の効率化を目指す重要な制度です。この加算算定を効果的に活用するためには、以下の点に特に注意を払う必要があります。

まず、制度の基本的な理解と適切な運用体制の整備が不可欠です。特に、訪問看護師の役割が重要であり、医師との緊密な連携体制の構築が求められます。また、ICTシステムの適切な選定と運用、セキュリティ対策の徹底も重要なポイントとなります。

重要項目

具体的な取り組み

期待される効果

体制整備

連携体制の構築

円滑な運用

人材育成

継続的な研修

質の向上

システム管理

定期的な点検

安定した運用

離島や中山間部などにお住まいの方に対し、遠隔死亡診断補助加算の適切に活用していくことは、在宅医療の質の向上と効率化に大きく貢献することが期待されます。医療機関、訪問看護ステーション、そして患者・家族が相互に理解と協力を深めながら、この加算を活用していくことが重要です。

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